オレのパーカー着ろよ。





無機質な機械音が聞こえる。



聞こえる、が。



聞こえるだけ。



「……でろよ!!」



パチンとケータイを閉じて、オレは床に投げつける。もう玲於達はケンカをしているというのだろうか。



隼人が死ぬときの光景がフラッシュバックする。



ガタガタと体が震えだした。






「なっ……んだよ!止まれ!止まれよっ…!」



言葉とは裏腹に、体の震えは止まらない。



────怖い。




頭の中にその文字が浮かぶ。