「……こんなときばっかり、兄貴面すんなよっ…!!」 兄と弟である前に、オレ等は双子だ! いつも一緒だった。 なにをするにも、どこに行くにも。 だけどアイツはたまに兄になる。 オレを守ろうとする。 オレはいらない。 兄なんていらない。 オレが欲しいのは、双子の片割れの玲於だ。 「ふざけやがって!」 ケータイを取り出して、玲於に電話をかける。