悲惨だ。
これほど規模のデカいケンカ見たことねぇ。
『……うっ…』
ゲホッと倒れていた一人の男が、うっすらと目を開けて立ち上がった。
生きてた………
その男はオレたちを見ると、ビクリと肩を震わせた。
『おっ……まえっ……ら…jaguar…か?』
戦おうとしているのか、手をグーにしている。フラフラと今にも倒れそうな身体なのに、目だけはしっかりとオレたちから逸らさない。
『違う!オレたちはドロップだ!お前はshadowか?』
蓮の問に、奴はコクりと頷いて、ゆっくりと手を開いた。
『頼む……総長たちっ…を、守ってくれ……』
ガクッと急に奴が膝から崩れ落ちる。慌てて駆け寄ったオレたちに、尚もいい続けた。

