オレのパーカー着ろよ。





「しょうがないとはなんだ!」


「だってさ、好きなもんは好きだし。この格好変える気ないよ」



先生に向かってこんなに堂々と言う人いるんだ。



目をつけられる決定だね、これ。



あたしを巻き込まなければ別にいいんだけど。


「なぁ」


横から声をかけられ、何気なく彼を見た。



────その瞬間、息をのんだ。