「……まぁ、美亜は知らなくて当然だ」 あたしの顔をちらりと見て、お兄ちゃんは言った。 「なんで」 「だって隼人は、兄としてのオレじゃなく、総長としてのオレにこいつらのことを話してきたからだ」 総長としての────お兄ちゃん? 眉をひそめたあたしと同じように、宮岸も眉間にシワを寄せた。