オレのパーカー着ろよ。




こんなところまで………



あたしは壁に掛けてあった制服を見て、泣きそうになった。


シワひとつない学ランに、ワイシャツ。



アイロンがかかっているそれは、また隼人が着ていくように準備されているようにしか見えない。



あたしは目元をゴシゴシとこすって、メガ探しを始めた。