美亜side




「ねぇ──聞いた?ブルーの瞳の女の子」


「あっ、聞いた聞いた!夜中に街で暴れてるんでしょ?」



「怖いよねー」




クラスメイトの会話に耳を少し傾けながら、あたしは窓の外を眺める。



快晴────とまではいかないが、なかなかいい天気だ。




こんな日は、眠くなるんだよなぁ、なんて思った。