オレのパーカー着ろよ。





そうだよ、とあたしは自分に言った。


ドロップというチームは、どんな活動をしている?



なんのために作られた?




なんのために解散させた?



人を助けるために作られたチームの総長が、あたしたちを狙うわけない。




「叶多、ありがとう」



叶多のおかげで、あたしの考えはひとつにまとまった。