オレのパーカー着ろよ。




空気がピンとはりつめた。


いくら馬鹿でも、この空気がわからないほど蓮は馬鹿じゃない。



オレたち二人はゆっくりと、声のする方を向いた。



そこには、同じ背格好のやつがふたり。


これはオレの勘だが、こいつらは最近噂のshadowのこと────美亜たちのことをかぎまわってる双子じゃないかと思う。



違ったらわざわざ声などもかけてはこないはずだ。



「双子だったら……なんだよ」


威嚇するように蓮は声を出す。