オレのパーカー着ろよ。




『ひとつ、いいか?』


オレの様子を伺うように、こいつは言った。




『あのとき────お前、いただろ』




「おいっ。聞いてんのか?」




祐の声で、オレは現実に戻された。



「なに?」



「だから、これからどうするか、だよ」




これから────か。



あいつらは強いからな。


強いっつーよりも、せこくて最悪。



だけど、


「真正面からぶつかるしかないだろ」




オレの言葉にみんなはニヤリと笑った。