オレのパーカー着ろよ。





あのときから────あたしは、前よりもお兄ちゃんが大好きになった。




大切な、兄妹として。



「って、聞いてる?」



「───え?」


あたしを困ったように見つめるお兄ちゃん。


どうやら、あたしは長い間思い出に浸ってたみたいだ。




「だから、なに食う?」



お兄ちゃん、ありがと。


こうやって、あたしを元気づけてくれて。




「オムライスがいいな」




きっと、お兄ちゃんには感謝しきれない。



これからも、ずっとね。