オレのパーカー着ろよ。





赤いパーカーを見ながら思い出すのは、宮岸の後ろ姿。



背格好とか似ているからか、宮岸に腕を掴まれてるような錯覚になる。



こんなこと、しそうにないけど。



しばらくしてたどり着いたのは、小さな公園だった。



少しだけ上がる息をととのえながら、



「なにか用?」



と、聞いた。