オレのパーカー着ろよ。





「……じゃ、オレはこれで」




靴を履いて校門じゃなく裏門から帰ろうとする叶多を引き止める。



「校門から帰ろうよ」


「やっ、でも…」


「そっちは遠回りだって」


無理矢理引っ張って校門に連れていく。




叶多は少し嫌そうな顔をしたけど、観念したのか、おとなしくついてきた。



校門に近づくにつれて、人がどんどん多くなってきた。



やっぱりさっきの子達が言ってたイケメン効果なのか。



まぁ、あたしには関係ないけど。