オレのパーカー着ろよ。





呆然と立ち尽くすあたし。




この学校に入っていいのだろうか。


弟の────隼人が死んでから、一度も入っていないこの学校に。





あたしには、入る勇気がなかった。




ここにくるたび、隼人を殺したやつが憎くて憎くてたまらなくなる。


そうなると、あたしは学校には入らず、街に行って気がすむまでケンカをする。



そんなあたしを、お兄ちゃんは止めなかった。



きっと、お兄ちゃんも荒れていたからだと思う。