オレのパーカー着ろよ。





「なになに!?知り合い!?」


「うわぁ、いいな!!」


「陽太先輩とどんな関係!?」


「もうしちゃったの?!」




女子のマシンガントークについていけない。



一度に聞かないでほしい。



できれば、ひとつずつ聞いてほしいんだけど。



とりあえず苦笑いしていると、視界のすみに叶多が見えた。



「あっ…叶多だ」



駆け寄ろうとするけど、女子がどいてくれなくて、なかなかいけない。



これが男だったら……って、思っても仕方ない。



「あれお兄ちゃんだから」



簡潔に言うと、みんな驚いた顔をして叫び出す。



そんなみんなをほったらかしにして、あたしは叶多の元へと駆け寄った。