好きだけじゃたりない



「ゆりちゃーんっ!!」

自己紹介が終わり、部活の準備を始めていた。

「どうしたの?宗一くん?」

宗一くんは、クラスが一緒で席も隣だったから、バスケの話で盛り上がりすぐ仲良くなった。

「なんで、田中キャプテンの妹って教えてくれなかったのぉ〜?俺、田中キャプテンに憧れてこの高校の推薦受けたんだよ?しかも那智さんの彼女って…
まぁゆりちゃん可愛いもんねぇ!」

「そうだったの?先にいえば良かったね、ごめんね、宗一くん…
那智は自慢の彼氏だよぉ!
って、私は可愛くないしっ!」

こんな他愛もない話をしているうちに練習が始まった。