「瞬ちゃーん!初日の出見に行こー!」




朝から響く、甲高い声



寝起きに聞くもんじゃないと、心の底から思う




「メイドさんに聞いたの!近くの高台から見える初日の出は最高にキレイだって!」



「…へー」



「だから見に行こう?」



「……」




チラ、と右に座る真悟に視線を投げると、小さく頷かれた



行けってことか…




「わかった。ただし、みんなで、だ」



「…はーい」