「夕食の準備が整っております。こちらへ」



「すいません。俺のだけ部屋に運んでください」



「かしこまりました」




真悟が文句を言う前に、2階の部屋に逃げた



もちろん、涼川はついて来ている



丁度ベッドに身を沈めたところで、メイドさんが夕飯を運んできた




「食事が終わりましたら、内線でお呼びくださいませ」




メイドさんが下がった後、にソファに移動したおれの横に、涼川が腰を下ろす




「なんで1人で食べるの?」



「真矢がいるから」



「…あぁ、いるんだ。でも別々に食べなくてもいいんじゃないの?」



「いちいちうるさいから無理。それにここで食べても1人じゃないだろ?お前がいるんだから」



「……」