春馬さんは両手を組んで、俯いた
肩は微かに震えて、ゆっくり呼吸を繰り返している
「…僕が社会に出始めたとき、美織が13歳のときだった。
その日はたまたま早く帰ることが出来たから、久し振りに沙夜と3人で夕食を食べに行こうと思ってた。
家に帰ってすぐ、すごく大きな物音がした。…僕の部屋からした音だった。
慌てて部屋に行くと、薄暗い部屋の隅でもみ合ってる影を見つけて、電気をつけた」
そこまで話して、春馬さんはハァ、と深く息を吐き出した
「……目を、疑ったよ。…親父が、ほとんど裸の美織に馬乗りになっていたから」
「っ!!?」

