眠った彼女はよく喋る





その声と同時に、モニターに写真が映る



そこには、紛れもない、今俺の隣にいて、とても楽しそうに微笑んでいる彼女が映っていた




「…どういうことだよ」



「そのままだけど」



「お前、事故ったんだろ?」



「えぇ。事故ったわ」



「なら今、病院に居るはずだろ?」



「……身体はね」



「は?」




涼川は俺の正面に立つ



慎重さもあってか、自然と上目遣いになってる



……不覚にもドキッとしてしまった