―――そして、夜
堅苦しい正装に着替えた俺は、涼川の経営するホテルに居た
横には、ピンクのドレス、それもリボンとレースたっぷりのやつを着た真矢がニコニコ笑ってる
ちゃっかり腕まで組んで、胸を押しつけてる
うざい、帰りたい
涼川の姿はまだ見てないな
あいつ来てんのか?
キョロキョロと辺りを見回すが、それらしき姿はない
「瞬ちゃん?なにか探してるの?」
「……親父」
「おじ様なら舞台にいらっしゃるわ。ほら、もうすぐあたしたちの出番よ!」
真矢はウキウキとした様子で俺の袖を引っ張る
やめて欲しい
こいつと一生涯をともにするなんて、俺の精神が壊れてしまう

