あの涼川と会ってから、2週間が経った



今日は金曜で、パーティーのある日だ



俺は、また授業をさぼっていた



この2週間の間、涼川は姿を見せなかった



だから、今日もいないだろうと思って屋上に上がったら






―――――居た






仰向けに、大の字になって寝ころんでいた




「……おい、そこ俺の場所」



「残念。ここは学校の屋上であって君個人の場所ではないわ」



「……」




なんも言い返せねぇ




「またサボり?」



「高校の授業は全部終わってるから」



「あぁ。家庭教師」