きみと…(恋愛短編集)

……って


目の前にいるのは男を捻り上げてる真琴


えっ…



えぇっ…


何で



真琴が


居るの?



それよりも


捻り挙げた腕が痛かったのか


すぐに男はあたしの腕を離して どこかへ行った。








しばらく沈黙が続いたが…
「みさき…
大丈夫? 怪我してない?」

先に口を開いたのは真琴だった。

あたしはすぐさま
「大丈夫… ま…真琴が…助け…ウッ…て…くれた…ヒック…から…」

そう泣きじゃくったら…








ふわり



暖かな体温に包まれた。