FIND ME



「…体育祭終わったら、バドはもう
 やらないからね」


「え〜!

 なんでそんなに嫌がるの?」


いつもは深く突っ込まないのに、今日に
限って真生は入り込んでくる。


「…私が…楽しんじゃいけないからだよ」


真生には聞こえない声でつぶやく。

私は自分が嫌いになった。

あの日から自分を軽蔑している自分が
いる。

自分のせいで失った大切なもの。

その大切なものを失った代償として、
私は好きなものを手放すことにした。


―自分が幸せになんてなっていい訳が
 ない。