結局、体育祭のバド競技に関して、 私は指導の立場になってしまった。 私がスマッシュを打ったところを 他の人が見ていたことや、真生が 騒ぎまくったことが原因だろう。 体育祭が終わるまでの辛抱だと 思いながらラケットを握りしめる。 「今日はラッキーだったな〜」 体育が終わって教室へと帰る時、真生が 笑顔で言った。 「何がラッキーなのさ?」 「だって、もう知歌のプレーは見れないと 思ってたんだもん。 久々に見れて嬉しい!」 思いもよらない言葉に目を見開く。