―中学の頃、散々見に来てたじゃん…。 少し呆れる。 「知歌のバドってね、見てて飽きない!」 そんなこと言われても困るもんは困る。 「…とりあえず練習しよ」 学校の備品のラケットとシャトルを 取りに行く。 学校の備品だからか、ラケットのガットは ゆるゆるで、グリップの部分は滑り止めが 剥がれかけている。 適当に目についたラケットを握る。 ラケットを握ること自体久しぶりで、 懐かしさに一瞬目が眩んだ。