「――っ!」 ベッドから跳ねるように飛び起きる。 荒い息を必死に抑えながら 今のは夢だということを確かめた。 カーテンの隙間からは街灯の灯りが微かに 漏れてきていた。 ―夢だから、大丈夫…。 小さく息を吐いてから私はベッドから 降りた。