「恋夏、帰るぞ」


愁也があたしに言った



こっちを向いて言った訳じゃないけど



愁也と紘樹くんはもぉドアの方に歩いていた



あたしと風藍璃は鞄を持って2人を追った



「もー帰るの?」



まだ5時



帰るには早い



「学校出て倉庫行く」



愁也は前を向いたまま言った



ふ~ん



倉庫行くの初めてだ



ちょっと楽しみ