「タカ君て……えっ お前の彼氏なの?!」



 目を見開いて私を見る。しかも、一歩下がりながら。



「うん」


 私の言葉に彼は黙った。
 しばらくして、


「宮田って、彼氏いたんだ」


 失礼な事を言い始めた。



「お前は髪も染めないし化粧もしないし。そんな女子高生今時いねーだろ。

 ましてや暗いし眉毛ボーボーだし見た目通りガリ勉だし?そんな女に彼氏とか絶対ないと思ってたんだけど。

 なのに、あんなイケメンが彼氏って何なの?

 お前の中学の女子レベルはお前がマックスなの?

 それともお前騙されてるんじゃねーの?もしかして!」