「あ…」 二人とも視線に気付いたのか、同時に俺を見た。 女の子は顔を真っ赤にしながら固まっていたけど、男の子の方はゆっくり立ち上がり、 「もう終わりました?」 真顔で言われ、「あ、あぁ」と答えながら、俺の頭はかなりパニックに陥っていた。 目の前の少年は、俺が言うのもなんだけど、かなりな美少年だ。 ……だけど、どうみても小学生だよな…。 身長150センチ無いよな。 間違いないだろう? 座り込んでる女の子は、どう見ても高校生。 ……間違いないよな? .