「……………え」


「あっ……え、いや、

 き、急にびっくりするよね?ごめんっ

 ただ、私なら受験まで勉強教えられるし、お得だと思うよ、みたいなっ」




 ―――アホか!




 頭の片隅で、自分の言動に突っ込んでいると、


「それなら、よろしく」




 少し離れた場所にいる彼から、そんな返事をもらった。




 『それなら、よろしく』……?





 …………え?