「にゅ。 にゃにすりゅの」


「お仕置き!

 男心に鈍感な沙智に制裁を加えてるの」


「……いにゃい…」


「ふっははははっ!

 ブッサイク!


 ……あ、と駅だ。

 じゃーまた明日な!」



 言いたいことを言って嵐のように去っていく彼に、慌てて今日の買い物のお礼を伝える。

 言い終えた瞬間ドアが閉まったけど、小林君が笑顔で手を振ってくれたから、ちゃんと伝わったと思う。












 あっと言う間の一駅。


 電車を降りて改札を抜けると、目が自然とコンビニに向かってしまう……。


 いるわけ無いのに。