ゾロゾロと人が来たから
部屋を出て
ガラス越しから
隼人を見た。
隼人はあたしの視線に
気づき手を振った。
胸がまたドキンとした。




しばらくすると
先生らしき人が来て
踊り始めた。
みんな上手いが
その中でも隼人は
1番上手い。
踊っているときと
普段の隼人の
ギャップを感じる。


あたしはまた
胸がドキドキした。






そのドキドキに
耐えられずあたしは
帰ることにした。


背後に隼人の
視線を感じたが
気づかないふりをした。
見たら心臓が
爆発する気がしたから。

























ビルを出ると
あの警備員は
いなかった。
太陽が沈みかけていて
夕日が街を
赤く染めていた。



あたしは空を見上げ
叫びたくなった。































あたし
隼人に恋しちゃった。