「体育館行くらしいよ。」
校門のとこにあった
看板を指差した。
「体育館ってどこ?」
「あっちじゃん?」
「あっちか!!」
空也は何故か
食堂を指差して言った。
お母さんとお父さんも
うんうんと頷いている。
「違うよ。
あっちだって。」
あたしは食堂と
反対方向を指差した。
「そうなの?
早く行こ。」
お母さんとお父さんと
空也はスタスタと
体育館に歩いて行った。
ため息をつき呆れてる
あたしをおいて。