前からサングラスを
かけた男の人が
ビルに近づいて行く。
髪型を見ると
あたしは隼人だと
すぐ分かった。
隼人と目があい
隼人はいつもどうり
ニコッと笑ってくれた。




「隼人だっ!!!」
女の子たちの1人が
隼人を指差した。
すると女の子たちが
隼人の周りに集まった。
隼人に触ろうと
女の子たちは
隼人に手を伸ばす。
隼人は迷惑そうに
女の子たちの手を払い
ビルに入って行った。
女の子たちは
ブーイングをあげ
ビルに入ろうとするのを
警備員は止めていた。