桜の木の下で

2ラウンドも1ラウンドと同じく、まずはジャブでお互いを牽制しあい、隙を見つけてはストレートやアッパーを繰り出した。


少しずつではあるがお互いのパンチが当たりだし、会場が湧く。


僕達も会場全体もボルテージは最高潮に達していた。


互いにスピードが増し、更に拳がぶつかり合う。





人生を懸けた闘いは、最終3ラウンドを迎えた。