「よしっ、その調子だ」 辰巳がタオルで僕の汗を拭きながら、身体チェックする。 今のところは大打撃を受けたわけではないので、異常は見つからない。 水分で口腔内を濯いだ後、少しして2ラウンド開始のゴングが鳴った。