桜の木の下で

「辰巳…」


涙が止まり、少し落ち着いた後、辰巳の名を呼ぶ。


「何だ?」


辰巳は相変わらず視線をリングに移したまま。





「今日の試合…、絶対勝とうな」





「おう…」