桜の木の下で

今大会は午後1時ゴングで、全8試合が組まれている。


僕の試合は6試合目に組まれており、相手は僕より二つ年上の選手だった。


情報によれば、相手の川添俊太選手は二児の父親で、父が一生懸命何かを頑張っている姿を子供に見せたくて、今大会に参加したとの事。


川添選手は昔サラリーマンをしていたが、会社の倒産より職を失い、知人の紹介で小さな酒屋で働かせてもらっているとの事。


サラリーマン時代より収入は減ったが、妻がパートの仕事を始めた事により、家計は何とか支えられているとの事。





川添選手もまた、何かを背負って闘う選手の一人だった。





人は誰しも悲しみを背負い生きている。


その悲しみを背負いながらも前向きに生きる一つの道が、仕事であり、夢であり、おやじファイトである。


中途半端な気持ちでは決して闘えない。