桜の木の下で

辰巳の僕を思う優しさに、


また一筋の涙がこぼれた。





辰巳、ありがとな…





僕は心の中でお礼を言った。


辰巳はまた普段通りの辰巳に戻り、


しばし沈黙しながら、夜道をドライブし続けた。