「おうっ、バイト終わったか?話があるからさ、ちょっとドライブしないか?」 いつもの軽快な口調で辰巳はドライブに僕を誘い、僕は「いいよ」と答えた。 おそらく、ボクシングの話だろう。 電話越しの雰囲気で分かった。