「あっ、君たちが研修医の!」

一人の私服を着た男がやってきた。
慌てて立つ2人。


「相沢です!
院内学級の先生をやっています。一応、この病院につとめて3年目になるので、分からない事があれば、お気軽に!!」

少しパーマのかかった髪型で、とても明るくお笑い芸人のような性格だ。

「お願いします。」


「じゃあ、病室まで案内します!!」

「あっ、伊藤先生は?」

永山が気づいた。


「なんか、忙しいみたいだよ(笑)
こういう雑用は僕がやらなきゃいけないみたい!」

「雑用って(笑)」
宮崎は苦笑い。