「飯田達哉くん中学2年生。
急性動脈閉鎖症だ。彼はサッカー部に入ってるんだか、動いているうちに足に痛みを感じて、3ヶ月前から入院している。」


カルテを全て閉じて、研修医は2人はそれぞれ手に持った。

「小児科だけど、患者さんは学生だし少しの言葉も気にさわってしまうこともある。難しい年齢だからこそ、学べることは沢山あるからな。期待してるよ。」


「はい。」

研修医はそろって返事をした。