「うちの病院は幼稚園児から高校生までを小児科でみているんだ。」


まず1つのカルテを開いた。

「まずは高橋つかさくん、高校3年生。
彼は10歳の時に急性骨髄性白血病を発症して、その際は放射線や化学療法で良くなったが3ヶ月前に再発が発見された」

宮崎と永山は、少しだけ表情が固まった。

「様子をみているが、移植も視野に入れている。」