「いった...」 右足を押さえてしゃがみこんだ。 「達哉! つかさどうしよう...」 真波は慌てる。 「...先生にいってこい。 おれ達哉つれて病室に戻るから。」 「わかった!!」 急いでドアに向かった。 引いたドアが勢い良く押された。 伊藤が反対から押していたのだ。 その勢いに、真波は飛ばされたかのようにこけた。 その姿を見てびっくりする伊藤は次の瞬間、達哉がしゃがみこんでいるのが見えた。