「102号室ね!みんなー!!」

病室に入ると、だれもいなかった。

「あれ?!」
永山はびっくりした。

「どこ行ったんだろう...」

相沢はのんきに口調も軽い。

「探す?」

宮崎が永山に問い掛けると頷いたので、2人は病室を出ようとした。



「まって!」

相沢は大きい声でいった。
反射的に足が止まった2人。


「ちょっと、そっとしといてあげて。たまには病室を出たくなることもあるよ!」


笑顔な相沢。
宮崎と永山は顔を見合わせた。