サービスの制限時間は5分しかなかった。

歩いて行くと、見えてきた!


アタシの墓に向かって、手を合わせ拝んでいる背中が二つ………

それは……拓也と彼女の背中だった。


拓也……
本当にさよならだね。


彼女と幸せな人生を送ってよね。


色んな経験をして感動して学んで、人生を満喫して……
いつか肉体が滅びて、魂になって、拓也がこっちに来るまで
アタシは生まれ変わらずに、霊界で待っているからね。


じゃ行くよ……
本当に行くからね。


アタシは墓地を後にして、バスに乗り込んだ。



 也
  さ
   よ
    う
     な
      ら
       愛
        し
         て
          た
          よ