運動会…母は来なかった
きたのは、母が病院に運ばれたっていう連絡だった。
あたしはお昼に母が来なくて、友達にお弁当を分けてもらってる時で
体操着のまま病院に駆け付けると母はいろんな機械に繋がれ眠っていた。
あたしはゆっくり目を開く。
予想した通り目の前は病室で。
あたしと父がいた。
「ママ…起きないの?」
「今は眠いんだって
明日には目が覚めるよ」
父は椅子に座ると母を
じっとみていた
子供のあたしは、この時やっと母が、具合が悪い事が真実だと理解できて
こんなふうにならないと気付けないくらい
母とあたしは壊れていたんだ。
あたしは病室から出ようとした。
この後を知ってるから
あたしは病室にいられない。
でも、ドアが開いてくれなくて。
「…ちゃん…ちぃちゃん!さっちゃん!なお!なお!!」
母の声がして振り向くと
ベットの周りには母の姉妹と先生と父、それとあたしがたっていた。
「ゆみ!ゆみ!!」
点滴を無意識にはずしてしまうらしく
手をベットに縛られた
母が、もがきながらあたしや、姉妹の名前を呼び続けていた。
「ママ!ママ!」
応えるあたしに先生は首を振って。
「意識がないので…
返事をしても聞こえていませんよ」
母が名前を口にしなくなった時、あたし達は外に出され。
ナースステーションの心電図をみていた。
その中の一つが一回大きな山を描くと平に戻った
「あれ、ママの…?」
子供のあたしが言うと
親戚のおばさん達は
首を振って涙をながしていた。
病室に呼ばれ、母をみると、機械をはずされ
寝ているようで…
母は最後、父の名前だけ呼ばずに死んでいった。
きたのは、母が病院に運ばれたっていう連絡だった。
あたしはお昼に母が来なくて、友達にお弁当を分けてもらってる時で
体操着のまま病院に駆け付けると母はいろんな機械に繋がれ眠っていた。
あたしはゆっくり目を開く。
予想した通り目の前は病室で。
あたしと父がいた。
「ママ…起きないの?」
「今は眠いんだって
明日には目が覚めるよ」
父は椅子に座ると母を
じっとみていた
子供のあたしは、この時やっと母が、具合が悪い事が真実だと理解できて
こんなふうにならないと気付けないくらい
母とあたしは壊れていたんだ。
あたしは病室から出ようとした。
この後を知ってるから
あたしは病室にいられない。
でも、ドアが開いてくれなくて。
「…ちゃん…ちぃちゃん!さっちゃん!なお!なお!!」
母の声がして振り向くと
ベットの周りには母の姉妹と先生と父、それとあたしがたっていた。
「ゆみ!ゆみ!!」
点滴を無意識にはずしてしまうらしく
手をベットに縛られた
母が、もがきながらあたしや、姉妹の名前を呼び続けていた。
「ママ!ママ!」
応えるあたしに先生は首を振って。
「意識がないので…
返事をしても聞こえていませんよ」
母が名前を口にしなくなった時、あたし達は外に出され。
ナースステーションの心電図をみていた。
その中の一つが一回大きな山を描くと平に戻った
「あれ、ママの…?」
子供のあたしが言うと
親戚のおばさん達は
首を振って涙をながしていた。
病室に呼ばれ、母をみると、機械をはずされ
寝ているようで…
母は最後、父の名前だけ呼ばずに死んでいった。
