私だって、沢山伝えたいことがある。でも、頭の整理がつかない。難しすぎるよ。なにもかも。

パンクしそうだ。









そんなとき



ザッザッザッ


と草の上を歩く音が聞こえた。




(…横田くん…?)




そう思って振り返れば、そこには…



「…佐野くん…。」




一番見られたくない光景を一緒に目の当たりにした、彼が立っていた。