ーーーーーーーーーーーーーーーー 「それから、また…親父の転勤がここになって。 この高校に来たってわけ。」 そう言い終わったアキヒロの表情は、苦しそうな悲しそうだった。 好きだったんだ。 山口のこと。 「今は…?」 「んー?なにが?」 「今は…山口のこと。」 「…もう、なにもない。好きって感情も生まれない。」 「そ。」